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- 2024年08月23日
- 2024年度の大会を横浜国立大学にて実施します
- 2024年08月04日
- 杜甫草堂の若手シンポジウムが開催されました
- 2024年08月04日
- 大橋副会長による『杜律詳解』全釈の書評が掲載されました
杜甫は詩聖だといわれます。杜甫の詩は、杜甫以前の詩の総括であるとともに、以後の中国詩の出発点でもあります。同時にそれは、杜甫以前・杜甫以後の全ての中国詩へ、さらに広く深く読者を誘ってくれる力強い導き手でもあります。
それゆえにこそ、五山の僧の杜甫への崇敬があり、江戸の芭蕉の杜甫への傾倒があり、明治以降も、中江兆民・島崎藤村・正岡子規を始めとして、知識人・国民の間で、杜甫への親愛の念は一貫して揺るがないものでした。漢文教育の衰退と貧困が歎かれる中でも、杜甫の詩は教材の中で重要な位置づけを占めてきました。
この多くの人々の顕在する、あるいは潜在する思いを我がものとして、日本杜甫学会を設立します。